まず最初に知っておきたいのは“ガールズバーとは何か”ってこと

ガールズバーで働いてるって言うと高確率で聞かれるのが、「ガールズバーってキャバクラと何が違うの?」という質問。
キャバクラのことは知ってても、意外にガールズバーのことは知らないという人が結構多いです。
私が実際に働いて得た知識をもとに「ガールズバーとは何か」を説明しますね!

ガールズバーとは?①「深夜酒類提供飲食店」の営業許可を取って営業している

まずどのガールズバーでも、基本的に「深夜酒類提供飲食店」の営業許可を取っています。
深夜酒類提供飲食店とは、お酒の提供がメインで午前0時以降も営業可能なお店のこと。

ガールズバーの他にも、バーやスナックなどがこれに当てはまります。
たとえレストランとして営業してても、深夜にお酒を提供するバーになる場合は、深夜酒類提供飲食店とみなされます。
とにかく深夜以降にお酒をメインに提供するというところが大きなポイントですね。

ちなみに深夜酒類提供飲食店の許可と、キャバクラの営業に必要な「風俗営業許可」は2つ同時には取得できません!
風俗営業許可をとってしまうと24時間営業はできなくなってしまいます。

ガールズバーとは?②「接待行為×」で「朝まで営業〇」

ガールズバーは風俗営業じゃないから、風営法の中にある「接待行為」は禁止です。
接待とはどういうものなのかというと、お客さんの隣に座って話したり、隣でお酒を作ったり、カラオケでデュエットをする…などなど。

キャバクラではお客さんの隣に座って接客をするけど、ガールズバーはカウンター越しですよね?
カウンター越しからなら接待としてみなされないので、カウンターを設けているお店がほとんどなんです。

でも、実際にはカウンター越しじゃないとダメいう法律はありません 🙂
意外と知られてないけど、さっき言ったような接待にあたる行為をしなければ、別にカウンター越しじゃなくても実はOKなんですよ~。

その他のガールズバーがキャバクラと違う点は、朝まで営業ができるというところ。
キャバクラは接待行為が認められているけど、朝までの営業はできません。
反対にガールズバーは接待行為は禁止だけど、朝までの営業が可能なんです。

ガールズバーとは?③仕事の基本は「お酒作り」と「提供する」こと

ガールズバーの仕事はお酒を作って、お客さんに提供すること。
女の子がバーテンダーの代わりのようなものなので、自分でお酒を作ります。

お客さんからオーダーをとる時にお酒の濃さは薄めが良いのか、それとも濃いめが良いのかなど好みをきちんと聞かなくちゃいけません。
ただグラスに注ぐだけのお酒もあれば、カクテルのように混ぜるものもあります。
作り方によって味が変わったりするから、結構難しかったりするんですよー 😯
でもガールズバーに来るお客さんはそこまで本格的なお酒を飲みに来てるわけじゃないし、割と気楽にできるけどね(笑)

ガールズバーとは?④お客さんと「話をする」のも仕事の1つ

ガールズバーはお酒を提供して終わりじゃありません。
お客さんと話をするのも大事な仕事の1つなんです!

お客さんはお酒だけじゃなく、キャストの女の子との会話を楽しみに来てる人もいるくらいだし。
世間話や雑談をしたり、時には相談にのることもありますね。

ガールズバーバイト時代に、お店によく来てたあるお客さんが「奥さんと別居しててもうすぐ離婚するかもしれない」っていう話をしてきた時は、さすがに「話題が重くて答えにくいわ~…」て思って(笑) 🙄

その時はあんまり口出しはしないで、ただ話を聞くことにしたんだけど、そしたらお客さんはなぜかすっきりした感じで帰っていったからホッとした思い出があります(笑)
ガールズバーではお客さんと会話をしてコミュニケーションをとることも大切ですよ。

まとめ

ガールズバーは深夜酒類提供飲食店の許可をとっていて、接待は禁止だけど朝まで営業OK!
基本的な仕事内容はお酒を作って提供して、お客さんと話をすることです。
キャバクラとは接待行為の有無の違いはあるけど、お客さんにおもてなしをする、楽しんでもらうということは同じですね。

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